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Everybody in Our Family(英題)
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『Everybody in Our Family(英題)』に投稿された感想・評価

[良い人間は皆天国へ行く] 80点

ラドゥ・ジュデ長編二作目。設定自体はこの6年前に製作した監督二作目短編『Alexandra』を踏襲したものとなっており、家族の機能不全を描いているのは前作『The Happiest Girl in the World』から引き継いでいる。主人公のマリウスはバツイチで、5歳になる娘ソフィアは母親オティリアと同居している。娘と過ごせる週末ということで張り切っているマリウスは、自身の両親との大喧嘩を経て元妻オティリアの暮らすアパートにたどり着くが、そこにオティリアの姿はなく、同居している彼女の母親と恋人アウレルは昨晩からソフィアが病気なので家から出すなと言い始める。目の前のソフィアはピンピンしているが、果たして本当なのだろうか?マリウスと過ごさせないための芝居なのではないか?始めは冗談を言って猫撫で声で対応していたマリウスも、妨害的行為に業を煮やして素の想いが剥き出しになっていく。

"私たちの家族みんな"という原題は実に辛い皮肉が詰め込まれている。この原題は葬列を見たソフィアが天国と地獄について言及したことに対し、"家族はみんないい人だから天国に行くよ"と答える印象的な場面から取られている。しかし、善悪の二元論で捉えられないのが人間なのだ。それは、家族か家族でないかというマリウスの微妙な立場とも共鳴している。現状ソフィアには生物学的父親=マリウスと関係上の父親=アウレルがおり、彼女の視点から見れば二人を含めた本作品の登場人物全員が広義"家族"に該当するだろう。しかし、法律的にはオティリアとマリウスは離婚して他人同士となっており、互いはそれぞれの"家族"に含まれない。だからこそ争いが起こるのだが、それは完全にソフィアの頭上を通過しており、ソフィアを巡る戦いなのにソフィアが当事者に含まれないのだ。そもそもソフィアの病気を理由に連れ出しを禁止して全面戦争に発展させる覚悟があるなら事前に連絡するとか他にも方法があったはずだが、マリウスが"家族"ではないことから(意図的であるにしろないにしろ)抜け落ちてしまったのだろう。
オティリアがマリウスの挑発に乗って警察を呼んだことで、ソフィアは物語から完全に切り離され、遂にマリウスの怒りが爆発する。後半30分は惨めになるくらい抱腹絶倒のブラックコメディとして完成されていて、マリウスは無敵状態になって暴走していく。

本作品は上映時間の大半のオティリアの家から出ずに過ごす。ジュデの室内劇『Alexandra』や『A Film for Friends』を撮った Andrei Butica による揺れ動くカメラは、非日常へと転がり落ちるしかなかった男の背中を克明に描写し続け、我々をゆっくりと着実にマリウスの共犯者と仕立てていく。時間を経るごとに銀行強盗に巻き込まれたんじゃないかというくらいの緊迫感が肌で感じられるのが凄まじい。
途中で謎の俳句が登場したりエンディング曲が"黒猫のタンゴ"だったりして、ふと、キリル・セレブレニコフ『Playing the Victim』で主人公がズンドコ節を爆音で聞きながら踊り狂うシーンを思い出してしまった。
h
3.0
黒ネコのタンゴ♪