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マーズ・エクスプレス

マーズ・エクスプレスの作品紹介

マーズ・エクスプレスのあらすじ

ときは 23 世紀――西暦2200年。地球での仕事を終えて活動拠点である火星に戻ってきた私立探偵アリーヌ。「行方不明になっている大学生の娘を探してほしい」というある男の依頼を受け、アンドロイドの相棒カルロスと共に捜索を開始する。調査の過程で火星の首都ノクティスの暗部に足を踏み入れて行く二人を待ち受けていたのは、腐敗した街の裏側、強大な権力を持つ企業の陰謀、そして人間とロボットが共存する社会の根幹を揺るがす事態だった。

マーズ・エクスプレスの監督

ジェレミー・ペラン

原題
Mars Express
公式サイト
https://marsexpress.jp/
製作年
2023年
製作国・地域
フランス
上映時間
89分
ジャンル
SFアニメ
配給会社
ハーク、トムス・エンタテインメント

『マーズ・エクスプレス』に投稿された感想・評価

kakuko
4.3
大好物、おもろい。
人間の女性に飽きたら、全身黄金に輝く一本角女アンドロイドと暮らすの、、、流石にあの人だけよな、尖りすぎやろ。
3.9
フランスから届いた、日本アニメへのラブレター

なんとなくB級っぽいポスタービジュアルと、日本アニメ大好き監督によるオマージュ映画という評判から、ちょっと斜に構えて期待せずに観た映画でしたが、予想を大きく超えてくる、素晴らしい大人向け作品でした。

製作年:2023年(フランス)
監督:ジェレミー・ペラン
脚本:ジェレミー・ペラン、ローラン・サルファティ
上映時間:89分

23世紀、人類の植民地となった火星。私立探偵のアリーヌと、その相棒であるアンドロイドのカルロス(生前の記憶をバックアップしたバックアップ・ロボ)は、ある女子大生の失踪事件を追うことに。

一見シンプルな行方不明者捜索は、やがて火星の支配層がひた隠しにするAIの脆弱性や、ロボットの「意識」を巡る巨大な陰謀へと繋がっていく。



■ 大人向けの哲学的なストーリー
名作SFの原作があるのかと思いきや、オリジナル脚本というところにまず驚きました。

基本的には、よくあるアイザック・アシモフのロボット三原則(1.ロボットは人間に危害を加えてはならない〜)をベースとした、人間とロボットが共存する社会を描いたSFなのですが、起伏に富んだ内容と、深く考えさせられる哲学的なストーリーで見応えがありました。

特に、ロボットを単なる「道具」として扱い続けて良いのか、彼らに「人権」はあるのかという倫理的な問いは、今の生成AI時代の入り口に立つ私たちに重く響きます。

絵にクセはありますが、単なるアクション映画に留まらない到達点を見せてくれる、観て損はない大人向けの作品でした。


■ 日本アニメ大好き映画
本作が長編アニメ初作品というジェレミー・ペラン監督ですが、列挙するだけでも驚くほどたくさんの日本アニメ、海外SF映画のオマージュが含まれ、そのネタ探しをするだけでも面白い映画でした。

気づいただけでも、『攻殻機動隊』、『パトレイバー』、『AKIRA』、『ブレードランナー』、『機動戦士ガンダム』、『パプリカ』、『マイノリティ・リポート』、『ロボコップ』、『ターミネーター2』、『2001年宇宙の旅』、『ミッション・インポッシブル』、『マトリックス』、『エターナル・サンシャイン』など。

物語の端々に『攻殻』の電脳通信や、『AKIRA』のバイクシーンを彷彿とさせる構図が散りばめられ、監督の溢れんばかりの「SF愛」が伝わってきます。

ただ、これだけリスペクト・オマージュを取り入れても、物語の芯がしっかりしているので、安っぽいパロディのような下品さは感じさせません。


■ フランス文化「バンド・デシネ」
ちょっと癖のある絵柄ですが、どこかで観たことがあるなと思ったら、最近公開された村上春樹原作のフランス監督によるアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』の雰囲気があり、フランス文化を感じました。

過剰な演出やデフォルメを抑え、淡々とした線と色彩で描かれるスタイル。

日本なら「漫画」、アメリカなら「アメリカン・コミックス」、その並びで、フランスなら「バンド・デシネ(BD)」。これがフランス流のリアリズムということですね。

実写映画を観ているような乾いた空気感が、ハードボイルドな世界観と絶妙にマッチしていました。


■ まとめ
いろんな映画の寄せ集めかのように書いてしまいましたが、この映画でしか観ないオリジナルの発想もありました。

ロボットが暴走して人間を支配するというよくあるディストピア図式ではないことや、有機的な脳を培養する「脳農場(ブレインファーム)」という発想は新しく、AIという”便利な概念”に逃げず、身体性のあるストーリーになっていることなども、高いオリジナル性があったと感じます。

90分弱という短さもあり、非常にタイトで密度の高い劇場体験でした。
配信されたら、今度はオマージュ箇所を確認しながらじっくり観てみたい映画です。
Mcom
3.6
フランス発のSFアニメーション作品。
いろんな作品のオマージュを感じさせつつ、SF作品としてよくできた作品だと思いました。
比較的短い尺でどんどんストーリーが進むので良かったです。
既視感アリアリの作品ではありますが、人間とロボットの共存というテーマに対してちゃんと描かれていたので、興味があれば楽しめるはず?

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