

ピナツボ火山の大噴火を自分たちの手で起こしたと信じるカルト集団。彼らの黒魔術に導かれ命を日本車ギャランに捧げた狂信的な母カルメンは、アメリカ人男性との間に生まれた赤ん坊にある運命を授ける。それは《プロのバスケ選手となりNBAで活躍する》こと。赤ん坊はスーパースターから名を借りて「マイケル・ジョーダン・ウリリ」と名付けられた。やがて叔母の元で逞しく成長したウリリは伝説の23番を背負い、美しくもビッチな恋人との肉欲とバスケ賭博に明け暮れる青春を過ごしていた。そんな中、アメリカ行きのチャンスが目の前にぶら下がるも頓挫。失意の中、気付けばカルト集団の叔父ルイスや倒錯した大人たちが集うフィリピン・アンダーグラウンドへと踏み込んでゆく。堕ちてゆくウリリに残されたものは、もはやカルメンの化身となった日本車ギャランΣのみ。果たして彼はバスケの神様に祝福された子どもだったのか、それとも?
子供の頃に虐待を受け、そして愛を追い求める若者。成長するにつれ愛を見つけることは難しくなるが、彼の空虚な人生は、この愛の欠如によって極端な孤独に悩まされることになる。
新人女優のシヨンは、映画撮影のために山奥にある廃墟へとやって来た。しかし、変わり者と評判の監督から演技指導はなく、奇怪なダンスを屋上で踊るだけというものだった。かつてない演出に不安に駆られ…
>>続きを読むグアテマラの高地。マリアは、火山のふもとで農業を営む両親と共に暮らすマヤ人の少女。父親は生活苦から、マリアを地主の後妻に嫁がせようとしていた。ところがマリアは、農園で働く青年の子を身籠って…
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