

2010年正月。花園の準決勝。大阪朝高ラグビー部は、創部以来、初めて全国 大会準決勝の舞台に立った。彼らの闘志や熱い応援に胸を震わせ、韓国出身の 私はドキュメンタリー映画をつくろうと決心する。 悲願の日本一を目指し、主将の戦線離脱などを乗り越えていく選手たち。 どこにでもいそうな高校生かと思えば、民族教育の中で自らのルーツを真剣に 探す彼ら。その素顔に接しながら、私は彼らが朝鮮半島と日本の架け橋になっ ていくことを確信する。 高校無償化からの除外。補助金の凍結。朝鮮学校を取り巻く日本社会の現実 を背負いながらも、彼らはふたたび花園の舞台で頂点を目指し駆け上がってい く。 韓国から来た私と、ラグビーに青春をかける在日朝鮮人の高校生たち。 どこに転がるのか分からない、ラグビーボールのようにドラマチックな日々の 記録。 タイトル『60万回のトライ』には、日本で生きる在日朝鮮人およそ60万人 の夢と願い、そして挑戦の意味が込められている。
震災直後、2011年4月の川崎市議会選挙。自粛ムードと原発「安全」報道のなか、問題がひた隠しされる状況に怒り心頭の山さんは、小さな息子のため、完全無所属での出馬を決意した。「脱原発」を掲げ…
>>続きを読むブータンの小さな村に暮らす長男ゲンボ(16歳)は、家族が代々受け継いできた寺院を引き継ぐために学校を辞め、戒律の厳しい僧院学校に行くことについて思い悩む。自らを男の子だと思い、ブータン初の…
>>続きを読む2021年3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が名古屋入管で死亡した。彼女の死は長年ベールに包まれてきた入管の闇を明らかにするとともに、公権力による外国人差別の歴史を象…
>>続きを読む10年ぶりに父の親友・松本を訪ねた在日朝鮮人の相俊。松本には日本人の妻と高校生の少女がいたが、相俊は少女を知らなかった。翌年再訪すると、少女は日本人の両親に捨てられ、朝鮮人の松本が拾い、朝…
>>続きを読む日本統治下で日本語教育を受け、晩年を迎えた台湾の人々が、たくましくひたむきに生きてきた姿を捉える。敗戦により日本が去った後は、言論統制と弾圧の時代が長く続き、彼らの声は封殺された。今、彼ら…
>>続きを読む日本海の沖合にぽっかりと浮かぶ山形県唯一の有人離島——飛島(とびしま)。酒田港から定期船で75分、島の面積は2.75km2。本土を望めば雄大な鳥海山、豊かな自然をたたえた島は、その全域が国…
>>続きを読む(c)コマプレス