
メキシコで住み込みのメイドとして働く女性の日々を描いた作品。
過剰な演出はなく彼女の生活が淡々と描かれる。時にはドラマティックな出来事も起こるが、一歩引いた目線でそれを切り取る。
人生とは日々の積み…
メキシコのある中流家庭と、住み込み家政婦の日常。そこに覗ける断絶の深淵を当人達は自覚し得ない。乱反射する水と光がモノクローム画へと封じ込められた本作の核をなすのは、アルフォンソ・キュアロンの前作『ゼ…
>>続きを読む1970年台のメキシコを舞台にとある中流家庭一家と家政婦の日常を描いたアルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的映画。
一家と家政婦クレオの日常とそこに訪れる波乱を、音楽を排し、透き通るほど美しいモノク…
後半まで波風立たない物語に静かな横パンだけで、多少のかったるさを覚えたが、見終わった後あのガキんちょたちの一人がキュアロン監督自身だったことを知り感動。先住民が多いオアハカ出身の貧しいインディオであ…
>>続きを読むモノクロにしたの本当に天才。作品の良さが最大限に引き出されてる上に映像の美しさやリアルさを直に感じれて素晴らしかった。内容自体もかなり見応えあって面白かったし、格差や時代について無慈悲により鮮明に描…
>>続きを読むクレオの家政婦としての長い1日から映画は始まる。雇い主一家の誰よりも早く起き出し、誰よりも遅く眠りにつく。子どもたちはクレオが大好きだがソフィアは一線引いて彼女を家政婦として扱う。先住民と白人、経済…
>>続きを読む言葉を言葉として信じないように、映像を映像として信じない。それらは、いったん解体されたうえで、再統合されている。
アルフォンソ・キュアロンの作品を根底から支えているのは、こうした距離のように思えて…
クレオの感情は、ほとんど言語化されない。
海辺での告白を除けば、彼女の声は終始、見えないものとして扱われている。
そこに”差別”があるわけではなく、むしろ温かさの中でこそ、社会の不均衡が静かに浮か…