

アヤクーチョとは、ケチュア語で『死者が集まる場所』という意味であるペルー南部・アンデス山脈の山中に位置する町の名前だ。埼玉県・秩父に移り住んだアヤクーチョ出身の歌手イルマ・オスノは7年ぶりに里帰りを決意する。帰郷によって浮かび上がるのは、かつてその地域を暴力で支配した「センデロ・ルミノソ」による傷跡と、社会の現状に対して音楽で抵抗した人々の姿だ。 本作は写真家・ホンマタカシが、ペルーと秩父というまったく無縁であるはずの二つの土地を結ぶ一人の女性の屈託の無い生き様を鮮やかに映し出し、音楽とともに強く生きるアヤクーチョの人々の姿をありありと描く。 2002年より写真活動と平行して制作し続けてきた、写真、映画、インスタレーションと作品形態や発表の場を変化させながら探求を続ける「ニュードキュメンタリー」、シリーズ最新作である本作は、ホンマ自身初めての音楽ドキュメンタリーだ。
ノーベル平和賞候補になり、朝日賞や埼玉県民栄誉賞などを受賞した水墨画で風景画家の丸木位里(1901‐1995)と人間画家の丸木俊(1912‐2000)夫妻は、「日本人側から見た記憶を残して…
>>続きを読む菅野家の次男・海は、母方の祖父の葬儀の席で、長男・一矢が出席していないこと、20年前に亡くなった海たちの父親の墓を建てていないことを叔父たちに責められていた。のらりくらりと責めをかわす海に…
>>続きを読むキューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。自らの信念を突き通した生き方、その比類なきカリスマ性によって、今なお世界の人々を魅了し続けているこの男-は、1967年、ボリビア戦線で命を落と…
>>続きを読む1973年、チリで軍事クーデターが勃発。アジェンデ大統領の社会主義政権を、ピノチェトの指揮する軍部が武力で覆した。アジェンデ時代の輝かしい歴史と、新自由主義の実験場となったクーデター後のチ…
>>続きを読む1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミスは、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ…
>>続きを読む津軽三味線の大家、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線…
>>続きを読むキューバ音楽の古老たちとアルバムを作った友人ライ・クーダーのキューバ再訪の旅に、ヴェンダースは撮影クルーを伴って同行。老ミュージシャンたちを撮影する。全編にキューバ音楽の魅力あふれるドキュ…
>>続きを読む(C)Takashi Homma New Documentary